クレイアニメーションの制作過程 覚書

   

クレイアニメーションの制作過程

(1)シナリオ(脚本)
    ↓
(2)絵コンテ
    ↓
(3)タイムシート作成
    
(4)人形の製作

(5)舞台の製作

(6)撮影のセッティング
    ↓
(7)撮影
    ↓
(8)編集作業
    ↓
(9)作品の公開

覚書(1)
クレイ・アニメーションや人形アニメーション制作のための予備知識 
オブジェクト・アニメーション作りの流れ。

最初の選択
平面アニメーションにするか、
立体アニメーションか。

平面アニメーション
セルアニメーションや、CGアニメーション、FLASHアニメーション、ドローイング・アニメーション(手描きアニメーション)、カツトアウト・アニメーション(切り絵アニメーション)など。

立体アニメーション
パペット・アニメーション(人形アニメーション)や、クレイ・アニメーション、オブジェクト・アニメーション。

人形アニメーション
人形アニメーションの歴史は、セル画を用いたセルアニメーションよりも古く、100年近いです。その定義としてはずばり「人形を用いたストップモーション撮影による立体アニメーション」ということになります。
「チェブラーシカ』(1969年/ロシア)、『ナイトメアー・ビフオア・クリスマス』(1993年/アメリカ)、『こまねこ」(2006年/日本)

クレイ・アニメーション
樹脂系のカラーオイルクレイを用いたクレイ・アニメーションは約50年の歴史があり、樹脂系粘土の特質を活かした自由自在の動きと変化、柔らかい質感を表現できることが特徴です。
人の形をしていなくても、赤くて丸い粘土が、緑の四角い粘土に変形するとか、どんな抽象的な形状でも、柔らかい粘土をコマ撮りしたアニメーションはクレイ・アニメーションです。
『ウォレスとグルミツト』(1989年/イギリス)、『ニヤツキ!』(1995年/日本)

オブジエ・アニメーション
オブジエ・アニメーションとは、日用品などの物品(オブジェ)を用いたストップモーション・アニメーションのことを指します。
ロシアのアニメーション作家ガリ・バルディンの『コンフリクト」(マッチ棒を使った作品)や『軒余曲折』(針金を使った作品)、チェコのアニメーション作家ガリク・セコの『シューズショー、あるいは自分勝手な靴』(靴を使った作品)、オカダシゲルの『ORIGAM|ANIMATION』(折り紙を使った作品)

オブジエ・アニメーションの制作過程 覚書
(1)機材の準備
(1-1)撮影素材を用意
出演者のオブジエ集合
※使用するオブジエ(素材)の大きさや「世界」によってステージの規模が決まる。
ステージの規模によって、撮影機材の選択あるいは変更の必要性がでてきます。

(1-2)撮影機材
(1-2-1)撮影機材が限定されている場合
コマ撮り撮影ができる撮影機材は以下のとおり多種あるので、様々なステージに対応できるが、使用できる機材が限られている場合は、その機材にあったステージ(例えばA3版とか1m四方とか)を割り出し、そのステージ上で展開できる大きさのオブジェを選ぶことになる。
(カメラ)
デジタルー眼レフカメラ
コンパクトデジタルカメラ
三脚。できるだけ重く安定感のある三脚。
(タブレット)
iPad系 iPad iPhone iPod thouch android系
(パソコン)
ノートPCとWebカメラ

(1-2-2)ステージ
(1-2-2-1)撮影台
ステージとなる撮影台を用意する。
撮影時間が長時間になる(腰痛に注意)ので、腰にやさしい、ということは、自分の体躯にあった撮影台を用意。

座って作業か、立って作業か

(1-2-2-2)フローリングの床
「世界」に奥行きが表現でき、撮影素材の安定感も増し、撮影のブレも避けられる。が、姿勢、腰に苦痛。

実験
コンパクトデジタルカメラ
ステージはフローリングの床(畳でもいい)
ただし、ナマカワして「フトンの上」はNG!

コンパクトデジタルカメラの設定
マニュアル(手動操作)の設定
フラッシュOFF。
接写モード(近距離撮影)。

撮影のセッティング
照明
天井の蛍光灯をそのまま使用。
ただしカーテンは閉めて、外光(太暘光)を遮断。
撮影は夜のほうが望ましい。カーテンを閉めていても外光が漏れ、陽がさしたり蔭ったりする不安定な日の日中は避けたほうがいい。
床の上にホコリは意外と目立ち、映像後、後悔する。

三脚にカメラをセットしっかりとセット。
カメラに電源アダプターを接続。
シャッターボタン不使用の対策
カメラ本体のシャッターを押すとコマごとに画面がぶれてしまう要因になる)
付属のリモコン(別売りのリモコン)
インターバル撮影機能付きであれば、これも利用できる。

撮影の実際つづく

編集作業つづく

 - クレイアニメーションの制作過程, コマドリアン・チアン