1300年の幽幻 長良川鵜飼

長良川鵜飼が国の重要文化財に!
2015年「長良川の鵜飼漁の技術」が国の重要無形民俗文化財に選ばれました。
長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、長良川鵜飼漁法は岐阜市重要無形民俗文化財に指定されています。
岐阜市歴史博物館でご覧いただけます。
 
鵜飼の起源とあゆみ
鵜飼の起源とあゆみ
日本書紀・古事記にも記述がみられるほど長良川の鵜飼の歴史は極めて古く、美濃国の、702年(大宝2年)の戸籍「鵜養部目都良売(うかいべめづらめ)」の記述が最も古い史料で、このことから、およそ1300年の歴史があります。 長良川では「鵜匠」という地位を確立させた織田信長や、鮎鮨を好み江戸に献上させたと言われる徳川家康などの時の武将にも愛され、明治23年からは宮内省主猟寮(現在の宮内庁)に属し、現在に至っています。
鵜匠は世襲で受け継がれ、岐阜市には6人の鵜匠がおり、正式には宮内庁式部職鵜匠です。
長良川の鵜匠は毎年数回、宮内庁を通じて、皇室に鮎を献上しております。このための漁を御料鵜飼です。今日まで大切に守られてきました。
長良川の鵜飼
伝統漁法・鵜飼とは
日本の伝統漁法のひとつ鵜飼とは、鵜匠が10~12羽の鵜を見事な手縄さばきで操り、息の合った動きで鵜が鮎を捕る漁法です。 静かな水面に篝火を焚いた鵜舟がゆっくりと現われる。「ホウホウ」という鵜匠の掛け声で一斉に鮎を捕らえる鵜たち・・・さながら歴史絵巻のような幻想的な情景です。
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有名人に愛された鵜飼
長良川の鵜飼は「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」という名句を残した松尾芭蕉など、あまたの著名人を魅了しました。中でも長良川鵜飼のファンとして知られるのは、喜劇王チャールズ・チヤップリン。昭和11年初めて鵜飼を鑑賞して「ワンダフル」を連発。鵜匠をアーティストと絶賛したそうです。その感動が忘れられず念願の末、昭和36年に再度、岐阜を訪れました。 伝統が受け継がれ、鵜飼は「芸術」にまで高められました。伝統装束に身を包んだ鵜匠が鵜を自在にあやつって鮎を狩る様は、見る人を幽玄の世界へ誘い、燃え盛るかがりびに古典絵巻を彷彿させます。
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狩り下り
観覧船が鵜舟一艘と併走して川を下ることです。鵜匠の手縄さばきや鵜が鮎を捕える様を見ることができます。
狩り下り
総がらみ
鵜舟6艘が川幅いっぱいに横隊となり、一斉に鮎を浅瀬に追い込む鵜飼のクライマックスです。
総がらみ
付け見せ
天候・河川の状況により、「狩り下り」のできない場合の観覧形態です。川岸に係留したままの観覧船から、6艘の鵜舟が順次川を下る様をご覧いただけます。
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